渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

bigl_putiton
こんにちは、渋谷で12インチシングル専門の中古レコード店を営んでいるネクストレコードです。
このブログでも度々、お知らせしていますがホっントに当店へご来店していただけるお客さんが増えてきました。
まぁ〜来店のお客さんが増えるからと言って同じように売上も増えるのかっていうのには、繋がっていないのが歯がゆいですが・・・(笑)
当店は、12インチシングル専門というウルトラ・ニッチなレコードだけを扱っているという世界でも有数のレコード店密集地である渋谷でも例を見ない極めてイレギュラーなレコード屋なので「来店増=売上増」とはなかなかなり難いのは仕方ありません。
しかしっ!そんな超マニアックなレコード店なのですが、ご来店いただいたお客さんは、エサ箱にパッツン・パッツンに詰め込まれたレコードを懸命にディグっていただけるというのは、ホントありがたいです。
そんなご来店頂いているお客さんの様子を遠目にうかがっていると、結構多くのお客さんがスマホを片手にレコードをチェックされています。
訪れたレコード店でスマホを見ながらチェックするというのは、最近ではよく見かける光景ですよね〜。
で、サスガにスマホでナニをチェックしているのかは、オイラには判りませんが、タブンこんなコトをチェックしているんではないかなぁ〜って思っているんですよね。
●自分が欲しい&探しているレコードリストのチェック
●レコードの値段の相場観のチェック
●このレコード、どんな曲なんだろうというチェック
というコトをレコードをディグりながらスマホを片手に調べているんだろうなぁ〜って思うんですよね。

で、今回は、この3つ目の「このレコード、どんな曲なんだろうというチェック」について思うコトがあったんですよね。
一応、当店では「聴いてみたいレコードがあれば、スタッフにお声がけしていただければ店頭でそのレコードを試聴出来る」ようにしています。
この店頭でのレコード店の試聴なのですが、今では、多くのレコード店で試聴サービスを実施していますね。
大体、試聴用のターンテーブルが店頭に設置してあって試しに聴いてみたいレコードがあればスタッフにそのレコードを手渡せば、開封して貰ってその試聴用ターンテーブルでセルフで試聴するというスタイルが多いようです。
大体、1人5枚までみたいな制限があって、ソレ以上聴きたい場合はもう一回スタッフに試聴希望のリクエストをするみたいなカンジのやり方をしているお店が多いようです。
一方、当店ではそういったセルフで試聴してもらうというヤリ方ではなく、聴いてみたいレコードがあれば、スタッフがそのレコードを開封して店頭のターンテーブルでスタッフが再生するというスタイルを取っています。
「イヤ、自分で好きな部分を聴かせてくれよっ!」っていうお客さんの気持ちも解るのですが、なぜスタッフが試聴の再生までをしているのかというと、商品であるレコードの取扱に細心の注意が必要であるからそうしているんですよね。
ご存知の通りレコードは、極めてデリケートなアイテムなんですよね。
で、他店でのセルフでの試聴機においてのお客さんのレコードの扱いに関しては、試聴したいレコードを丁寧に扱ってくれるお客さんもいれば、極めて雑な扱いのお客さんもいるのです。
そんなセルフ試聴では、もしかして最悪、お客さんの試聴によってレコードに致命的なダメージが入っちゃう可能性があったりするので当店では、セルフ試聴ではなく、スタッフ試聴にしているワケです。

しかし、このレコード店のスタッフにちょっと聴いてみたいレコードの試聴を頼むというコト自体が、お客さんにとってはハードルが高いっていう部分があるようです。
オイラ的には、気に入ったレコードがあれば、何枚でも聴いてもらっても全然OKなのですが、聴いてみたいレコードが人によってはウン十枚とかってある場合もあります。
でも、お客さん側にもサスガにちょっと聴いてみたいレコードが何十枚もあってしかも、買うか買わないか解らないのに聴かせて欲しいっていうのは、ちょっと気を使うようなカンジになっちゃうみたいですね。

で最近は、レコード店のエサ箱をディグっていて気になるレコードがあれば、自分のスマホでSpotifyやYouTubeなんかでそのレコードを検索してセルフ・スマホ・試聴をしているようです。
コレね、倭国人だけでなく外国人のお客さんも一様に同じように「セルフ・スマホ・試聴」しているんですよね。
でも、気になったレコードをスマホで「アーティスト名・タイトル」をタイピングするのって結構、煩わしいようです。
お客さんのその様子を見ていると手にとったレコードを一文字づつタイピングして実際に音が出始めるまで早くても30秒〜1分程度かかっているようです。

Next Recordsのショッピングサイトを見ていただいたコトがある人はご存知だと思うのですが、当店では全ての在庫のレコードをオンラインで試聴出来るようになっています。
このオンラインで試聴できるっていうメリットを店頭での試聴に利用できないか・・・ってコトで、店先にお店のショッピングサイトへアクセス出来るQRコードを掲示してソレをスマホのカメラでスキャンしてもらってお店のサイトへ入っていただいて試聴してもらうという方法をお客さんへご案内させていただいています。
店頭に在庫しているレコードの商品札にはそれぞれ固有の商品番号がついているのでその6桁の数字をNextのショッピングサイトの検索窓に入力していただければ、その今、手にとっているレコードがスマホに表示されるので試聴ボタンを押せば試聴が出来るっていうワケです。
コレね、当店に訪れた外国人のお客さんに案内すると、結構「スゴいっ!メチャ便利だねっ!」って好評なんですよね。
そもそも海外のレコード店のオンラインショップって試聴出来るコト自体がかなり少ないようで、在庫のレコードがすべて試聴できるコト自体に多くの人に驚かれるんですよね。

で、今回思ったのが、この店頭でのオンライン・セルフ・試聴をさらにもっと便利に出来ないのか?ってコトなのです。
現状の先に書いたように、このオンライン・セルフ・試聴って便利なようですが下記のような複数のステップを経ています。
-------------------------
1 店頭でNext RecordsのショッピングサイトへアクセスするためにQRコードをスキャンする。
2 ショッピングサイトの検索窓をタップする。
3 その検索窓に手に持っている各レコードの商品札に記載されている商品番号をタイピングする。
3 検索結果として表示されたレコードをタップする。
4 そのレコードの試聴再生ボタンをタップする。
-------------------------
というステップが必要となります。
一度、Next RecordsのHPにアクセスしてしまえば、1はハショレますが2〜4のステップは、試聴のたびに必要となります。
コレね・・・店頭で商品番号が解っていれば、自分で「アーティスト名・タイトル」をSpotifyやYouTubeで検索するよりはるかに早くカンタンで便利がイイのですが、更にもっと便利にそしてカンタンに出来ないか?って思っているんですよね。

オンラインでレコードの試聴が出来る仕組みっていうのは、実は結構シンプルなんですよね。
要するにレコードを事前にPCで録音してソレをファイルにするワケです。
で、その音源ファイルをHPが設置してあるサーバーに保存する。
そして、誰かがその曲の再生ボタンをタップしたらその録音した曲が再生されるという仕組みです。
今のNext RecordsのHPにアクセスして検索窓に商品番号を入力するというステップをすべて省略して「オンライン・セルフ・試聴」が出来ないかなって思っているワケです。
で考えて思いついたが、店頭のすべての在庫レコードについている商品札に試聴が出来るQRコードをプリントしたらどうだろうってアイデアです。
今、お店に出ているレコードにはすべてこんな商品札がついています。
heder-1

その商品札にこんなカンジに試聴ファイルにダイレクトにアクセスできるQRコードを付けるワケです。
heder-2

で、お客さんは、エサ箱をディグっている時に「このレコード、どんな曲なんだろう?」って思ったら自分のスマホでこのQRコードをスキャンするだけで試聴が出来るというヤリ方ですね。
どうでしょう・・・この方法、結構ベンリだと思うんですよね。
上記のようにいくつかのステップを経てが試聴できるよりも明らかに少ないステップで試聴できると思うんですよね。

この商品札にQRコードを印刷するコト自体は全然、難しくないんですよ。
試聴用のファイルが置いているURLをQRコード作成サイトでQRコード化してその画像をダウンロードして商品札に貼り付けてプリントするという作業で実現できるんですよね。
でもね・・・コレ、仕組み自体はカンタンなのですが、QRコードを生成してその生成されたが固有のQRコード画像を商品札に1枚づつ貼り込むという作業をする必要があります。
今、店頭には6000枚くらいのレコードがあるのですがその作業を6000回行う必要がある・・・というワケです。
コレは、ちょっと気が遠くなるくらいのなかなかの作業量です・・・。

お店では、商品であるレコードはデータベースソフトを使って管理しているのですが、そのデータベースソフトには、試聴用の音源ファイルがドコに置いてあるのかというURLが既に入力されています。
なのでそのデータを使ってQRコードの生成から商品札への画像貼り込みまでイッパツで出来ないかな・・・って思っているんですよね。
イロイロ勉強してみたトコロ、このデータベースソフトに入力済みのURLからQRコード生成とそのQRコードの貼り込みまでをボタンひとつで実現できそうなカンジなんですよ。
しかしっ!コレ・・・ちょっとしたプログラム的な知識が必要なんですよね。
一通り勉強してタブンこうじゃないかな・・・ってカンジで試しにプログラム的なモノを組んで使っているデータベースソフトに組み込んでみたのですが・・・まったく動きませんでした・・・(泣)

BIG L / PUT IT ON
BIG L / PUT IT ON の試聴
next recordsのサイトでBIG Lのレコードを探してみる

当店では、オンラインでも実店舗でもお客さんに興味のあるレコードを試聴してもらうというコトに関して最重要なコトだと位置づけています。
今のNext Recordsのショッピングサイトでも「試聴のし易さ」ってコトに関してはかなりコダワッて作り込んでいるんですよね。
一方、お店の方では、いくらスタッフが「試聴してみたいレコードがあれば言ってくださいね〜」ってお伝えしても、お客さんの気持ち的には、「試聴したら買わなきゃイケないみたいにならないかな・・・」なんてちょっと気を使ったりする部分も少なからずあると思うんですよね。
そういったイミでは、スマホでショッピングサイト経由で試聴しまくれるっというのは、気も使わないしベンリですよね。
事実、毎日ナン万回も試聴されているというデータがそれを裏付けていますからね。
そういったイミでは、店頭でカンタンに試聴できる「オンライン・セルフ・試聴」は、なかなか良いアイデアだと思うんですよね。
ただコレ、どうやってやるのかってコトですね・・・もっと勉強して見ます(笑)

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freddiejames_dontturn_fra
こんにちは、渋谷の辺境の地で12インチシングル専門の中古レコード店を営んでいるネクストレコードです。
このブログでも度々書いていますがココ最近、当店のリアル店舗へご来店してくださいるお客さんが結構多くなってきました。
ホンっトにありがたいコトです。
一時期は、あまりにも来店していただけるお客さんの少なさに「渋谷でリアル店舗を営むイミあるのか?」ってくらい相当悩んだ時期もあったんですよね。
もう10年以上前のコトですが、その時の心境を赤裸々に書いた記事はコチラ。
ショップの今後とか方向性のコトをハナシあった・・・。

世間では年末のカキ入れ時期の真っただ中の週末の営業でもうナン時間もお客さんが訪れない状況にレコード店主が、アタマを抱えているというハナシです(笑)
文章では、沈みがちな心境の中でも、出来るだけポジティブな考えで前向きにやっていこう!って印象で上記の記事を書いたのですが、気持ち的には、「ウムぅ・・・どうなるんだろう・・・」って不安な心境だったというコトを記事を読み返して思い出しました。
とは言っても、もう10年以上前ですからね・・・。
で、その頃の「お客さん、来てもらえなくなったなぁ・・・今後、お店の在り方ってどうなるんだろう・・・」ってボンヤリと不安な未来のコトを考えて危惧していたワケですが、まさか10数年後にアノ時以上にご来店のお客さんが増える状況になるなんて、まったく想定外の状況になりました。
10年前とか、ナンでもネットでモノが買える時代が進んで足を運んでリアル店舗で買い物をするという行動は、衰退していくんじゃないかな・・・って思っていたのですよね・・・まぁ〜ニンゲンの行動原理とか合理性ナンかを考えたらそんな風に想像しちゃいますよね〜。
でも実際は、そうはならなかった・・・しかも、ネット通販とか10年以上前よりも更に格段に便利になっているにも関わらず、人が再びレコード店へ訪れるようになるなんて想像もつきませんでした。

当店は、2000年のDJブームの真っ只中に渋谷で営業をはじめたのですが、当時の同じ「レコードを買い求める」という基本的な目的は、20年前と同じなのですが、明らかにお客さんのレコードの買い方とか選び方とかが、変化しているコトがわかります。
まぁ、当店は営業をはじめてから24年目でホボ四半世紀ですからね・・・そりゃあ、お客さんの層もゴッソリとかわりますよね。
で、ココ最近は、月曜〜金曜日のウィークディの来店客は、外国人のお客さん:倭国人のお客さんの比率は、9:1くらい、コレが週末になると7:3くらいってカンジです。
ホント、ウィークディなんて接客に関しては英語しか喋っていない日もあるくらいです。
そんなご来店いただけるお客さんが増えた中で気になるコトがあります。
それが今回のタイトルになっている
「〇〇アリますか?」ってワードです。

〇〇の中には、アーティスト名であったり曲名だったり、ジャンルだったりするのですが、この「〇〇アリますか?」って訊かれるとナンかモヤモヤしたフクザツな想いになるんですよね。
レコード店に於いてお客さんが店員に「〇〇アリますか?」って尋ねるというコトは、もうその字面通り「欲しいレコードがある」それは「〇〇というアーティスト(曲名 or ジャンル)である」そしてその「〇〇がアレば、購入したい」というもうコレ以上にない明確な購入意思があるというコトが解ります。
コレね〜モノを販売している側からするとメチャわかり易いんですよ・・・お客さんがナニが欲しいのかっていうのがピンポイントで名指しされているワケですからね。
この〇〇のレコードがアレば、ホボホボ購入してもらえるという買い手の購入意欲が丸わかりの状態なワケです。
だけど、このお客さんがご所望の「〇〇のレコード」・・・コレが、ナイんですよね・・・ホボホボ、確実にナイんです。
で、この「〇〇アリますか?」って訊かれて実際にナイので「ナイですね・・・」ってお伝えすると「あ、そうですか」って数秒で帰っていかれます。
このお客さんが買いたいと思っている〇〇が、シティ・ポップであったり、当店で扱っていないジャンルやドーナツ盤(7インチシングル)であったりすると、ご来店いただいたお客さんではあるのですが、当店でレコードを買ってもらえるお客さんでナイないので、「ナイですね」って伝えて帰られてもナンとも思わないのですが、当店でメインで扱っているジャンルの音楽でピンポイントで「〇〇ありますか?」って訊かれてソレが今は、売り切れててしまってナイのでその在庫状況をそのまま「今は、売り切れてないですね〜」ってお伝えした時も同様に「あ〜そうですか」ってお帰りになられるんですよね。
この時にオイラのモヤモヤした感情がフワァ〜っと湧いて来るんですよね。

コレね・・・もうホント、ココ最近結構、多くて気持ち的に「ナンでそうなるんだろう・・・」ってちょっと悩むレベルなんですよね。
ナンかせっかく、実際にレコード店に足を運んで訪れて頂いているのに「〇〇アリますか?」「売れきれてナイです。」「ソレじゃサイナラ」ってなんだかとても残念な気持ちになるんですよね。
ナゼ、そんな気持ちになるのかというと、レコードが好きで欲しいレコードを購入したいからレコード店を訪れているお客さんなワケですが、モチロン、欲しい&買いたいレコードがレコード店を訪れる主たる目的ではあるのですが、店頭のレコードを1枚も見ないでピンポイントで探しているレコードのアリorナシを店員に訊いて、アレば買う、ナイならば帰るっていうのは、折角レコード店に訪れるという機会があるにも関わらずとてももったいナイような気がするんですよね。
イヤ、メチャ解るんですよ・・・欲しいレコードがあるっ!ゼヒとも手に入れたいレコードがあるっ!っていうのは。
だけど、探しているレコード意外のレコードは、絶対にいらないのかって言うワケでは、ナイと思うんですよ。
解りやすく具体的な例でたとえてみると
「NUJABESのレコードアリますか?」って訊かれたとします。
国内外に人気のアーティストのレコードなのでタイミングが良ければ在庫がありますが、ホトンドのタイミングでは在庫がナイのでその通り「今は、ナイですね」ってお伝えすると「では、サイナラ〜」ってなるのです。
でも、当店には今およそ5000枚ホドの在庫があるんですよね・・・で、お客さんがピンポイントで探しているレコードは、ナイんだけどお探しのジャンルのレコードやソレに近いテイストの楽曲のレコードとかってお客さんが知らないだけであるんですよ。
NUJABESのような曲が好きだったら美しいJazzネタのHipHopみたいなカンジの楽曲って結構、存在していると思うんですよね。
レコード店を訪れたらそういった未知のレコードに出会える機会が確実にあるのですが、ピンポイントで探しているレコード意外は、興味ナシっていうのは、ナンだかなぁ〜って思うんですよね。

このパターンね、倭国人のお客さんだけでなく外国のお客さんでも同じようなカンジなんですよね。
先にも述べたように当店は、渋谷で20年以上レコード店を営んでいるワケですが、このようなピンポイントでレコードを探しているお客さんって20年前もいたんですよね。
で、オイラの長年に渡るお客さんとの接客の中でわかったのは、レコード・音楽への知見が浅い人ホド、その傾向が強いような気がします。
ご自身がその音楽に触れて「この曲、イイな、このアーティスト、イイな」って思ってそのレコードが欲しいって気持ちに繋がってゆくのだと思うのですが、ソレ以外の音楽を受け入れる許容範囲が極めて狭いような気がするんですよね。
ジャンルの縛りというかアーティストの縛りみたいなのをご自身でつくってソレ以外は、受け付けないみたいな雰囲気になっているようなカンジですね。
タブン、そういったコトを考えると今のレコード・ブームがキッカケでココ最近レコードを聴き始めたって人がとても増えてきたってコトなのかもしれません。

ん〜お客さんがどんな音楽にコダワッていてどの音楽が好きでどのレコードを欲しいのかっていうのは、自由でイイワケでソレに対してイチレコード店主がアーだコーだと言うコトってなんだかおこがましいのですが、折角レコード店に訪れたにも関わらず眼の前にある数千枚のレコードには一切目もくれず、ピンポイントで1枚のレコードを探すのってなんだかなぁ〜ってどうしても思っちゃうんですよね。
そういったピンポイントでレコードを探しているお客さんと、ひと言ふた言やり取りをして在庫がナイのでお帰りになった後に「あんなカンジでずっとレコード店を廻っていくのかな?」って思うんですよね。

で、思ったんですがこのピンポイントでレコードを探す行動様式ってナンダカ、検索してレコードを探しているみたいなカンジに似ているんですよね。
Googleの検索窓に入れるワードって明確な目的を入れないとちゃんとした検索結果が出ないじゃないですか・・・なんかソレに近いっていうかね。
というか、極端なコトを言えば、レコード店を訪れて「〇〇アリますか?」ってナン店舗も巡り巡って探すよりそもそも欲しいレコードをググって探して在庫のあるレコード店で通販すればイイんじゃないのか・・・って。
タブン、ソレが合理的でもあるし世界中にある存在するレコード店・販売サイトからその在庫状況を調べるコトが出来る最適解であると思うんですよね。
今の時代、タブン自力で足を使ってモノを探すよりも先にスマホでググって探す方というやり方が主流だと思うんですよね・・・でも、敢えてレコード店を巡るそのイミとは、なんだろう・・・。
よく言われるようなレコード店に訪れるコトで得られるセレンディピティとか、レコード店スタッフとのコミュニケーションからイイ曲を紹介してもらえたとか・・・そういった類の目的とは明らかに異なりますよね。

レコード店を営んでいる立場からするとやっぱりお店に訪れていただいたのであればレコードを見て欲しいなぁ〜って率直な気持ちがあるんですよね。
ん〜コレが、まったく当店の取扱しているジャンルにカスリもしなければ全然、ソッコーでお帰りになっていただいても構わないのですが、お客さんが興味のあるジャンルにも関わらず、1枚もレコードを見ていただけないのは、ちょっと寂しいなぁ〜って思っちゃうんですよね。

FREDDIE JAMES / DON'T TURN YOUR BACK ON LOVE
FREDDIE JAMES / DON'T TURN YOUR BACK ON LOVE  の試聴
next recordsのサイトでFREDDIE JAMESのレコードを探してみる

ココで書いた内容のコトとかをスタッフにハナシてみると・・・
「キミ、そんなの考えスギだよ、お客さんは欲しいものがアレば買うし、興味がなければ買わないというタダ、ソレだけのコトだよ!」って言われましたケドね。
ウン、確かにそうなんだケド、折角お店をやっているんだからオイラ的には、ご来店いただいたお客さんの興味のトビラを少しでも広げたいなぁ〜って気持ちがあるんですケドね〜。
余計なお世話なのかもしれませんね・・・(笑)

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midnightstar_freakazoid
こんにちは、渋谷の繁華街の最果ての場所で中古レコード店を営んでいるネクストレコードです。
「アナログレコードが流行っているっ!」って言われてもう結構、経つと思うのです。
オイラが、「世間でアナログレコードが人気だと言われているケド、どうなの?」的な内容のブログ記事を書いたのは、2012年なんですよね。
その時の記事は、コチラ
「レコードってホントに人気なのか?」

上記の記事では、「前年のアナログレコードの売上から大幅アップ」的なメディアの記事を引用したりしているのでそういったイミでは、オイラが言及した2012年よりも更に1〜2年前から「アナログレコードが流行っているみたい」という兆候はあったんでしょうね。
でもね〜よく言われるように流行とかブームって「流行り・廃り」が確実にあるワケなのでこのまま、あと何十年もず〜っと「レコードが流行っているっ!」って言われ続けるのって無いと思うんですよね。
イヤ・・・正直にレコード店を経営している立場から言うと「このまま永遠にレコードが流行り続けてくれぇ〜っ!」って気持ちではアルのですが、タブンそういったオイラの思いは叶うハズなくって、いつかは終焉を迎えるコトになるんでしょうね。
とは、言っても先に挙げた2012年の記事からするともう「レコードが流行っている」と言われはじめて既に12〜13年経っているんですよね。
いつまで「流行っている」って言われるんだろう・・・って気持ちもあるんですケドね。
一時的なブームというのには、相当長すぎるような気がするんですよね。
最近だと、新しくオープンするレコード店のニュースとかもよく聞きますし、10年以上前から言われていた「レコードが流行っている」という状況からいま現状のコトを考えるとその人気が更に加速度的な状況になっているような気がします。

渋谷のお店の営業に関しては、相変わらず海外からのお客さんが多いのですが、土日の週末に関しては一般のお客さんがかなり増えてきた印象ですね。
で、その中でも特に多くなってきたなぁ〜ってカンジるのは、ココ最近になってレコードを聴き始めた人達です。
当店は、中古レコード店でしかも「オリジナル盤」の「12インチシングル」だけを販売するという世にある多くの中古レコード店の中でも超ニッチなジャンルのレコードを扱っているレコード店です。
まぁ〜フツーに「ナニか良さげなレコードナイかな?」って12インチシングルのコトをよく知らない人が当店へ訪れたりすると「全く知らないレコードだらけの店だったぁ〜」ってなるみたいです。 
要するにご来店いただけるお客さんの中でも12インチシングルのコトを知っているお客さんには、かなりハマるレコード店なのですが、「12インチシングル?ナニ、それ?」って人には、まったくワケが解らないレコード店のようです。

で、要約前フリから本題です。
ナゼかココ最近は、オーディオに関する質問が結構増えてきたんですよね。
当店は、アナログレコードの販売をはじめて今年で24年目なのですが、去年辺りからこの「オーディオに関する質問」が顕著になってきました。
まぁ〜思い当たるフシは、あるんですケドね・・・。
コレまで、渋谷のレコード屋界隈では、相当な誘引力でお客さんを集めていたDJ機材専門店のDisc Jamさんが渋谷での実店舗の営業をやめてオンライン販売に移行したコトで、当店でレコード針の販売を引き継いだのですが、そのアタリからそういったオーディオ関連の相談が増えてきたんですよね。
また、当店でもレコード針・カートリッジの販売を行うにあたってこのブログでも、そういったオーディオ関係のノウハウや使い方なんかも記事にするコトが多くなったりしたりで、ナンらかのキーワードでググったりしてこの「渋谷レコード店日記」ブログにたどり着いたりしてご来店される人も多くなってきたカンジがします。

オーディオに関する質問とか疑問とかホント、その内容もかなりのレベルで、例えば「レコードを聴きたいんだケド、ナニを買えば良いんですか?」というスタート地点に立つ前の相談から「レコードってナンで音が良いんですか?」という内容まで多岐にわたる内容なんですよね〜(笑)
さらにリスニング目的での使用からDJニーズでの使用までとその用途の違いもあったりと、オイラからしてみれば「ええっ?そんなコト・・・」みたいなちょっとニガ笑いしちゃうような内容もあったりして・・・まぁ〜そういったイミではこのブログのネタにもなるので面白かったりするんですケドね〜。
先日は、若い大学生の男子3人でご来店のお客さんからこんな質問がありました。
「今、コントローラーでDJしているんですが、レコードでDJしてみようと思うんですが、ナニを買えば出来ますか?」って訊かれました。
いや〜こんな質問、なんて返事すればイイのか、正直わかりません・・・そもそもどんなコントローラーなのか、現在のオーディオ環境はどうなっているのかとか、まったく不明な状況ですし・・・というか、もっと言えば、「こうすれば良いんじゃナイでしょうか?」ってアドバイスしたトコロで、当店には、ソレに関する機材の販売をしていませんからね・・・時間をかけてわかり易く丁寧に説明したトコロで、お店的にはナンにも営業に繋がらないワケです。
ソレでもホント、親切心だけで解る範囲でアドバイスしちゃったりしていますが・・・。

また、レコードで音楽を聴きたいために「レコードが再生出来る機材を一通り購入したんだケド、音が出ないんですがナゼですか?」なんてコトも訊かれるコトもあります。
状況を詳しく訊いてみると、はじめてレコードで音楽を聴くというビギナーさんがレコードを聴くために必要なオーディオをメルカリやヤフオクで中古で購入して配線したトコロ、うまく音が再生できないとのコト。
で、「どうやったらちゃんと音が鳴りますか?」って質問なのですが、正直、原因がアリまくり過ぎて・・・。
オイラは、このブログでも以前何度か言及したコトがあるのですが、オーディオのコトをコレまで全く触ったコトがないのであれば、中古の機材は避けるベキだと書いてきました。
例えば、レコードを再生に絶対必用なレコードプレーヤーですが、フリマアプリ等で販売されている中古のレコードプレーヤーが生産された時期ってホトンドが1980年代の代物だったりするワケです。
もうコレって40年前のオーディオになります。
時期的にもレコードがCDにとって替わるようになった90年代は、オーディオメーカーはホトンド、レコードプレーヤーの生産を止めています。
その中でも比較的ロングセラーとなった我らがイチオシのTechnics SL-1200シリーズでも比較的よく見かけるmk3は、80年代〜90年代も物ですし、新しいmk5でも20年以上前の2002年の生産です。
前のオーナーがどんな使い方をしているかにもよりますが、DJユースという特性上、SL-1200はかなりハードに使い込まれているコトも多いです。
そんな30年前のレコードプレーヤーを未整備のママで、今までレコードを聴いたコトがないはじめての人が購入して正常に使えるのかというコトなんですよね。
しかもレコードプレーヤーのその先に接続されるスピーカーやアンプも80年代の代物が多いんですよね。
コレは、70年代から80年代におきたオーディオ・ブームもカンケーしているコトだと思います。
そういった単体のレコードプレーヤーやアンプ & スピーカーとか古いオーディオを寄せ集めてケーブルを接続しただけで即、カンペキな音出し再生が出来るなんてちょっとかなり奇跡的な出来事なんじゃないでしょうかね。
トーゼン、そういったフリマアプリで購入した中古オーディオには、説明書なんてついていないし、もしトラブルがあっても保証なんてありません。
また、生産から30年も経ったオーディオが良いコンディションを維持したままっていうコト自体、オイラの経験からしてあり得ないんですよね。
タブン、出品している人も家にあったもう使わない古いオーディオをそのまま未整備で出品しているんじゃないでしょうか。
アンプやレコードプレーヤーは、コレまで何回もキャビネットを外してバラしたコトがありますが、外見の状態が良くても中身は、ホコリだらけでジャックの接点は、酸化しまくりで、ツマミはガリが出まくるケースがホトンドなんですよ。
そんなオーディオを複数接続して音が出ないとか音質が良くないとかって原因がドコにあるのかって探すのは、大変です。
しかもソレを今まで、アナログオーディオを触ったコトがナイビギナーさんが問題解決するなんて、相当ハードルが高いんじゃないでしょうか?
じゃあ、どうすればイイのかって言うと、はじめから全く問題がないオーディオを揃えた方が良いというコトになります。
要するに新品を買うか、完動品で整備済の保証がついた中古品を買った方が良いというコトになります。

ってココまで書いてきましたケド、コレ・・・でも、もう既にフリマアプリで全部買っちゃってるんですよね。
じゃあどうするのか・・・もう諦めて、すべて完動品に買い換えるか自分で根気よく不具合の原因がドコにあるのか探し出すのかってコトになりますよね。
いや、でもコレ、原因がドコにあるのか解ったトコロでその部分を直せるのかってコトですよ。
調子の悪いオーディオの修理するにしてもそもそも20年前や30年前のオーディオの部品なんて既にメーカーは、100%持っていないですよ。
となると街の修理屋さんに依頼するコトになるのですが、修理のために見積もりをするとその内容によっては、自分がフリマアプリで買った金額以上の修理費用になるコトもよくあります。
以前にもこのブログでも書いたコトがありますが、知り合いのDJ・オーディオ機材のカスタムやメンテナンスをしているエンジニアさんのハナシでは、この手の修理依頼がメチャ、多いそうです、で修理見積もりした費用を連絡すると・・・
「そんなに高額になるのであれば修理ヤメておきます」ってキャンセルになるコトがメチャ、多いって言っていました。
なので、最近だと修理の依頼を受ける前にお問い合わせの段階で「●万円くらいかかりますよ」って伝えるようにしているそうです。

まぁ〜でも、こういった質問や疑問なんかをオーディオ店ではなく、中古レコード店である当店へ訊いてくるのってホント、ワラにもすがるおもいなのかもしれませんね。
だけど、質問されても実際に見てみないとナニが原因なのかってコトは、あくまでも憶測でしかナイんですケドね。

MIDNIGHT STAR / FREAK-A-ZOID  
MIDNIGHT STAR / FREAK-A-ZOID の試聴
next recordsのサイトでMIDNIGHT STARのレコードを探してみる

そういったイミでは、安価な価格でプレーヤーだけで再生できるオールインワンな機材ってビギナーさんには、ピッタリなんでしょうね。
オイラは、あまりオススメしませんがレコードビギナーのニーズをシッカリ掴んだ製品であるコトがわかります。
まず、こういった安価なオールインワンのレコードプレーヤーを最初に買って、慣れてきたらソコにパワードスピーカーを追加して、また慣れてきたら上位機種のプレーヤーに買い換えるみたいなカンジで少しずつ拡張してグレードを上げていくやり方も良いかもしれませんね。
その間に、オーディオに対するノウハウや知見なんかも養えると思うしね。
イキナリ、中古のオーディオは、やっぱりビギナーにはハードル高すぎだと思うのであります。
つい先日は、店頭で「ヤフオクで買った中古のカートリッジの音が出ないので診てもらうコト出来きますか?」ってお問いわせがありました。
診てみるとカンゼンに針先が欠損している状態でした。
しかも相当古いカートリッジで交換針自体もう手に入らないくらいです。
もうこうなるとカートリッジの買い替えしかありませんので当店で扱っているカートリッジをオススメしたトコロ、検討してみます・・・って、(;´д`)トホホ…
ちゃんと丁寧にチェックして説明もしたんですケドね・・・また、ヤフオクで中古のカートリッジを買うんでしょうかね。

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50cent_pimp_pr
つい先日、「ハロ〜っ!」ってちょっとご陽気なカンジで1人の外国人のお客さんがご来店されました。
雰囲気的にナニやら親しげにオイラにハナシてきます。
って、オイラ的には、一応、微笑みながらも「んんん・・・?」ってカンジだったのですが。
で、その外国人のお客さんが手に持っていたバックから3枚のレコードと取り出して「このレコードをキミは、いくらで買うコトが出来るの?」って訊いてきました。
まぁ〜要するに「レコード買取査定の依頼」です。
たまぁ〜になのですが、海外からお越しいただいたお客さんから買取査定のオファーってあるんですよね。
大体は、訪日した際に何度も当店でレコードを購入していただいているお客さんで、もう聴かなくなったレコードを当店へ買い取りに出して得たお金で再び、当店の在庫の中から欲しいレコードを買ってゆくというケースが多いのですケドね。
で今回、ご来店いただいたお客さんに関しては、イキナリの買い取り査定の依頼だったので「アレ?ナンでこの人、買取査定にウチへ来たんだろうな・・・」ってちょっと違和感をカンジていたんですよね。
当店では、レコード買取をフツーに行っているのですが、ソレはあくまでも国内へ向けてホームページやSNSを通じてちょっとしたプロモーションやっているんですよね。
イキナリ、海外から倭国に来てはじめて訪れるレコード店へ「このレコードを査定してくれ」っていうパターンはフツーは、あり得ナイんですよね。
外国のお客さんからの買い取り査定ってやはりナン等かの前段階というか、ソコに至る経緯が必ずあるワケです。
そのお客さんは、3枚のレコードをオイラに見せながら「コレは、かなりレアなレコードだ!」とか「スーパー・クリーン・コンディションだ!」とか・・・かなり積極的なアピールをしてきます。

その3枚のレコードですがパッと見たカンジではオイラが、知らないタイトルだったので調べてみたトコロ、Hi-NRGのレコードでまぁまぁなレア度のレコードだったんですよね。
持ち込まれたレコードの市場価値とかニーズ、売れ行きなんかをオイラが調べている最中も当店に在庫しているレコードを手にとって「キミは、このレコードをいくらで買う?」とか「このレコードを、私は、5枚持っている」だとか・・・その他、イロイロと自分のコレクションやレコードの値段についてハナシかけてきました。
オイラは、そんなに英語が得意ではナイので、詳しい内容のコトは、よく判りませんが要するにコレクターにありガチな自慢みたいな内容のようです(笑)

ソコで、思い出したんですよね・・・その外国のお客さんのコトを。
半年くらいまでに閉店間際に当店へ訪れて、店内にディスプレイされているレコードを見て「キミは、このレコードをいくらで買ったんだ?」とか「私は、たくさんのレコードを持っている」とか、そういったハナシをして「レコードの買い取りは出来るのか?」って訊かれたんですよね。
モチロン、オイラは「イエス!ワタシは、あなたのレコードを買うコトが出来ます。」と言いました。
その時に、「販売価格のナン%の値段でキミは、買ってくれるの?」って訊かれたんですよね。
コレは、今回に限らずレコードの買い取りの際に、よく訊かれるコトなんですよね。

レコードの買い取り査定依頼をしようと思っている側のお客さん的な立場からすると買取査定に出すレコードが大体、どれくらいの金額になるのかってコトを事前に知りたいんでしょうね。
ん〜コレは、解ります・・・そう思うでしょうね・・・自分の持っているレコードをどれ位の値段で買ってくれるのかってコトですね。
レコード店によっては「このレコードは、この値段で買い取ります」というコトを具体的に明示しているレコード店もありますよね・・・いわゆる高額買取リストを作っているお店ですね。
この高額買取リストってホント、レコード店側からするとかなりレアなレコードでその「レコードを購入したいっ!」って思う人が多い人気盤であるコトんですよね。
要するに回転率が良いタイトルってコトですね。
多少高い目の買い取り査定額にしてもスグに売れて即現金化出来るっていうタイトルです。
そういったタイトルのレコードであれば、査定額もアップするってカンジですね。
今だと、シティ・ポップとかのレコードでしょうかね。
でも、世の中に流通しているレコードってソレこそ星の数ホドのタイトルが存在しています。
すべてのレコードの買い取り基準価格みたいなのってナイんですよね。
レコードを買取査定に依頼をしようと思っている人は、店頭価格が●●●●円ならば、大体□□%ぐらいの価格で買い取りしてもらえるだろう・・・って、思われるみたいですが、そのレコード店の在庫状況や売れ行きやお客さんのニーズ等によって変わりますからね。
大手中古レコード店や知名度のあるレコード店でも12インチシングルに関しては、あまり需要がナイみたいで買い取りの問い合わせをしても結構、塩対応されるようです。
当店に関しては、12インチシングル専門のレコード店なのでその部分に関しては他店よりも出来るだけガンバって査定させてもらいますが、はやり先に書いたようにニーズやレア度、回転率なんかを考慮して査定額をつけています。

で今回、外国からお持ち込みいただいたHi-NRGの3枚のレコードに関してナンですが、なかなかコレが難しいんですよね。
Discogs等で見たカンジではまぁまぁの値段が付けられているのでレア盤であるコトがうかがえます。
しかし、Wantしている人は、あまり多くはありません。
要するにコレは、極めてニッチなマーケットでは、まぁまぁのレア盤扱いとなっているのですが、そのタイトルのレコードを欲しい人と思っている人は、それホド多くない・・・ってレコードのようです。
当店は、レコードを仕入れて販売するという物販営業なので仕入れたレコードに販売に係る経費や利益をノセて販売価格を設定しているのですが、このまぁまぁレアだけどそれホド、ニーズの高くない3枚のレコードにまぁまぁの金額となるお金を払う特段のメリットをあまりカンジなかったんですよね。
その3枚のレコード、当店的に欲しいか or 欲しくないか って訊かれたら、喉から手が出るホド、欲しいレコードではありませんでした。
だけど、査定してくれって依頼されたら査定額を提示する必要があります。
でも心情的には、それホド欲しいレコードではナイのでそのアタリを鑑みた査定額をそのお客さんに伝えると
「ナンでそんなに安いの?」って言われたんですよね・・・ソレまで比較的上機嫌だったのがこのアタリからちょっとその人の顔色も変わってきました。
まぁ〜交渉事ですからね〜だけど、雰囲気的には、少し暗雲立ち込めてきたカンジです。
「コレ等のレコードは、倭国ではニーズが多くないんだよ」って拙いオイラの英語で伝えると
「ソレは、おかしい・・・」ってちょっと意義を唱えるようなカンジになりました。
ソコからその人、少しコーフンしてきたようで早口の英語で「ワーーーっ!」っとナニやら言ってきます。
要するに、「正当な査定額でない」というコトを言っているんですよね。
ソレに対するオイラ側の査定額の根拠ってチャンとあってその説明をしようと思うのですが、オイラのポンコツな英語力では、その事情を上手く説明をするコトができませんでした。
「This is my buying price.」というコトしか言えませんでした。

結局、査定交渉は決裂しました。
一応、オイラも拙いポンコツ英語で言い方を変えて事情を説明したコトもナンとなく伝わったようで最終的には、握手をして別れるコトが出来たんですケドね。
でも、そのお客さんが帰った後にナンだかオイラの中にナンとも表現できないモヤモヤとした気持ちが残ったんですよね・・・。
買取査定の交渉が決裂したコトや一応、お客さんは表面的には納得して帰ったようなカンジですがタブン、心底は納得していないであろう様子だったコト等、一体どんな風になればお互いがWin-Winなカンジになったんだろう・・って思っちゃうんですよね。
このハナシ、極めてシンプルにすると
「このレコードを●円で売りたい」という人と「このレコードを□円なら買いたい」という人のやり取りでその金額がマッチングしなかったというダケのコトなんですケドね。
でもタブン、この金額のマッチングというコトだけでなく表面的には出ない交渉するニンゲンの心理的な部分のやり取りがお互いにあってその部分がナン等かのワダカマリとして残っているような気がします。
オイラ自身も「そのレコード、メチャ欲しいっ!」っていうワケではないんだケド、安くだったら仕入れたいな・・・っていう部分があったと思います。
レコードを持ってきた人も、これ等のレコードはマーケットでは比較的高額で販売されているのにオイラに安く買い叩かれそうになったみたいな気持ちもあったでしょう。

50 CENT ft. SNOOP DOGG & LLOYD BANKS & YOUNG BUCK OF G-UNIT / P.I.M.P.
50 CENT ft. SNOOP DOGG & LLOYD BANKS & YOUNG BUCK OF G-UNIT / P.I.M.P. の試聴
next recordsのサイトで50 CENTのレコードを探してみる

ナンでこんな気持になっちゃたんだろう・・・って帰宅する道中もずっと考えていたんですよね。
ナンか、お互いに得るものがまったくナシで時間とモヤモヤしたネガティブな気分だけが残るという状態になっちゃったという・・・ん〜コレは、もしかして元々こんなハナシなんてはじめからなかった方が良かったんじゃないかなって思うホドです。
買い取りの交渉自体が決裂したコト自体は、イイんですよ・・・ホント、ソレはお互いの価値観が合わなかったというだけですからね。
別の例えだと、レコード店に訪れた人がそのレコード店に欲しい物がなかったとか欲しい物は、あったけど値段が自分の予算と合わなかったのでナニも買わずにお店を出た・・・というコトと同じようなカンジですからね。
だけど、今回のコトは、両者ともナントモ言えない複雑な思いを残したまま別れたっていう部分なんでしょうね・・・って、オイラは、そう思っているケド、外国からレコードをわざわざ倭国にまで持ってきたお客さんは、ナントモ思っていないかもしれませんが(笑)
ハナシが上手くまとまるに越したコトはありませんが、まとまらなくても「あ〜そうか・・・じゃあ仕方ないよね〜」ってスッキリとした気持ちで別れるコトが出来たら良かったんですケドね。
まぁ〜オイラのポンコツ英語でソレを上手く伝えるコトは、なかなか困難ではあるのですが(笑)

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petshopboys_suburbia_uk
先日、店頭にご来店いただいたお客さんがこんなコトを言っていました。
「nextさんのHPを見ていて欲しいレコードが出ていたんだケド、売り切れてしまってモヤモヤするんですよね・・・」
どの様な状況なのか、詳しく訊いてみると要するにこんなカンジです。
当店の毎週金曜日の新入荷を楽しみにして見ていただいているそうで今回、ずっと探していた欲しいレコードが出ていたのでカートに入れて、他のレコードを試聴したりして選んで、「ヨシっ!今回はコレだっ!」ってカンジで数枚のレコードを選んで購入画面に進むと購入希望で手に入れたかったレコードが既に「SOLDOUT」になって購入できなかった・・・。
とのコトです。
すいません・・・売り切れてしまって・・・ってお店を運営しているオイラからするともう平謝りしか出来ません、ホントごめんなさい。
ご存知の通り、中古レコード店なので新譜のレコード店と違い、店頭に出ているレコードやオンラインサイトで売られているレコードは、ホトンド1枚の在庫しかありません。
まぁ〜稀に複数の在庫があるレコードもありますが、比較的人気のあるタイトルや、ニーズが高いタイトルは、確実に1枚だけしかありません。
ましてや年に1〜2枚しか入荷できないようなレア盤に関しては、トーゼン1枚のみ・・・今回を逃すと次は、いつ入荷できるかなんて全く不明です。

フダン、当店をご利用いただいているお客さんが、どのレコードをご所望なのかっていうのは、サイトを運営しているオイラもサスガに判りませんが、一応ホームページのトップ画面にズラ〜っと表示されているタイトルに関しては上から当店がカンジているレア盤や久しブリに入荷したタイトル、ニーズが高い人気のタイトルや今が旬なタイトルなんかを表示するように並べているのですが、ホトンドのお客さんは、毎週金曜日の更新日に当店のWebサイトを訪れた際は、トップページから見はじめていただいているようです。
まぁ〜欲しいレコードが1枚だけならお目当てのレコードをポチってそのまま決済画面に進んでいただいて「お買い上げ」していただければイイのですが、基本的にレコードが好きな人が当店のオンラインサイトを見ていただいているので、「他にも良いレコードは、ナイかな〜?」ってオンラインでディグされるのです。
で、この「他に良いレコードは、ナイかな?」ってディグっている最中に1枚しか在庫の無いレコードをサイトを見ている複数のお客さんがカートに入れるようなカタチになります。
ショッピングサイトの機能上、レコードをカートに入れてもその時点では、お客さんが決済画面に進んで購入を確定しないと、ダレでもナン人でもそのレコードをカートに入れるコトが出来る仕組みとなっています。
カンタンに言うと購入希望のレコードをショッピングカートに入れただけでは、そのお客さんがそのタイトルを購入希望でキープした状態になってないんですよね。
要するに1枚しかないレコードでも、複数の人が購入希望のショッピングカートに入れるコトが出来るワケです。
特に人気のあるタイトルは、同時にナン人ものお客さんがカートに入れているようになります。
で、一番最初に決済画面に進んで購入確定ボタンをポチったお客さんが発生した時点でショッピングカートにいれたレコードは、すべてその購入確定したお客さんが既に購入済みというコトにる仕組みとなっています。
システム的なハナシですが購入確定されたらHP上の在庫が1から0になると、ソレまでカートに入れていた他のお客さんは、購入出来なくなります。
コレね・・・ホント、申し訳ないのですが、先に書いたようにホトンドのレコードが1枚しか在庫がナイのでこういう早いもの勝ちみたいな仕様になってしまうんですよね。
或るイミでは、早いもの勝ちってフェアではあるのですが・・・。
実際にレコード店を訪れた場合に当てハメると買いたいレコードを手に持っていたんだケド、いつの間にか持っていたレコードが他の人の手の中に勝手に移動してお会計済みとしてレコード袋に入ってお店を出ちゃうシーンの後ろ姿を見ているみたいなカンジです。
店頭でおハナシを訊いたお客さんの心情もホント、よく解ります・・・「あっ出たっ!」ってカンジ長年探していたレコードをカートに入れて他のレコードを見ている最中に別の人に買われちゃうみたいになっちゃってメチャ悔しいみたいなカンジですよね。
で、人気の高いタイトルが何枚もあった場合に、例えばカートに5枚のレコードを入れて「さぁ、購入するぞっ!」って決済画面に進むと4枚のタイトルのレコードが既に他のお客さんにお購入されてしまい1枚しか買うコトが出来なかった・・・みたいなコトもあるようです。

レコードを購入する人の熱量とか意欲とかその気持のアツい度って人それぞれなのですが、やっぱり欲しいって思うレコードは手に入れたいですよね。
しかも、カートに入れるトコロまで進んでおいてもう既にその時点で「買うぞっ!」って決心していてイザ、買おうとすると「SOLD OUT」って凹みますよね・・・ホントに。
オイラもレコード店を始める前は、フツーにひとりのレコード・マニアだったのでその気持ちよく解ります。
まぁ〜オイラの時代は、実店舗で他の人が欲しいレコードを手にとってキープしているのを見て何度も悔しい思いをしたコトがあります。
お恥ずかしいハナシですが、欲しいレコードを手に持っている人に「すいません・・・そのレコード譲ってもらえないですか?」って声をかけたコトもありました・・・しかも何度も(笑)
まぁ〜ホボ、100%譲ってはもらえないのですが・・・(笑)

長年、当店でレコードを購入していただいているお客さんの中には、このショッピングサイトの攻略法みたいなコトを理解している人もいたりしてします。
そういったショッピングサイトの攻略法を知っている人は、カートにレコードを複数入れないで、まず「コレは買う」って決めたレコードがあったら1枚だけ入れてそのまま購入確定していくような買い方をしています。
わかりやすく書くと、欲しいレコードがあれば、1枚カートをいれてそのまま購入確定ボタンを押して他の人に買われないようにするという或るイミ、ショッピングカート・ハックみたいな購入の仕方をしています。
先に書いたように購入確定が決定するとショッピングカートのシステム上、在庫数が0になって「SOLD OUT」になるというコトです。
レコード店で通販部門やショップ部門なんかがあるような巨大なショップであれば、こんな買い方をすると注文した複数のレコードが個別に届いたりしてそのたびに送料がかかったりしますが、当店はご存知の通りスタッフ3人でチマチマと営んでいる零細中古レコード店ですので、同じ日に複数個の注文があったりしても全部1つにまとめてお送りするという比較的柔軟な対応が出来ます。
またnext recordsでは、お買い上げの合計金額が15000円(税別)以上で送料を無料サービスさせていただいているのですが、個別注文でも合計が15000円以上で適応させていただいきますのでそのアタリは、大丈夫です。

でもね・・・どのレコードを買おうかなって考える時間も与えてくれないのか的なコトに関しては、ホント在庫1枚という中古レコードという特性の都合上、コレばっかりはもう仕方ないんですよね。
お客さんによってはネットでの購入が苦手な人もいるために当店では電話注文も受け付けているのですが、スマホで購入したいレコードをメモって当店へ電話をしてオーダーしている最中にネット経由の他のお客さんに先に注文されて購入できなかったってコトもあったりしますしね。
また、金曜日の夜に当店のHPで欲しいレコードをチェックして土曜日にお店を訪れて購入しようと思って店に来たら既に売り切れてなかったなんてコトもあります。
新入荷の内容は毎週異なるのですが、その内容によっては200枚あまりのレコードの約半分くらいは金曜日から土曜日に売り切れてしまうというコトになる状況も度々起きるようになりました。
しかも、実店舗はホボ毎日、訪日外国人のお客さんが訪れて、そういった海外のお客さんが1人で何枚ものレコードを購入していくワケです。
ココ最近ホント、店頭の在庫数も明らかに少なくなってきていますね・・・。
一応、毎週せっせと品出しをしてまとめてドーンと追加していますが、追加している枚数以上にレコードが売れてゆくので全体の在庫数が目減りしているってワケですね。
まさか2024年にもなってこんなレコードがちょっとした取り合い状態になるなんて・・・ってオイラ自身も思いもよりませんでしたね。
お客さんから訊いたのですが、ナニやら最近だと新譜のレコードや再発盤でもそういった取り合いになる状況が度々起きているようですね。

というワケで、もし「コレは、絶対に手に入れたいっ!」って思うレコードがあったらとりあえず、カードに入れて決済画面まで進んで購入確定してください。
その時点で、レコードはお客さん専用のキープとなります。

PET SHOP BOYS / SUBURBIA (THE FULL HORROR)
PET SHOP BOYS / SUBURBIA (THE FULL HORROR)の試聴
next recordsのサイトでPET SHOP BOYSのレコードを探してみる

まぁ〜でもね・・・最近のアナログレコードの人気の高まりは当店のような小さなショップにも確実にその影響の波が押し寄せているコトが解ります。
さらにその上、アナログレコードでのリターンDJというニーズもホント、カンジますね。
コレは、20年くらい前のDJブームの時に、アナログレコードでDJプレイを楽しんでいた人たちが、ブームの終焉やご自身の趣味の変化、家庭環境の変化によってDJプレイをリタイアしたんだケド、最近のレコード人気で「久しブリにレコードでDJしたいな・・・」って思う人が増えてきたようなカンジですね。
人によっては、ソレまでたくさん持っていたレコードを一旦処分した人もいたりして、それを再び買い直したりとか、また昔ながらの友人たちと集まってパーティをしたいので新しいネタが欲しいな・・・って思ったりとか様々なニーズがあるようです。
20年前にレコードを買っていた人達は、その時のレコードの取り合いだった頃を知っているのですがその後のブームの終焉で、今だと比較的ゆっくりとレコードを選んで買えるでしょう・・・って思ったりしていたトコロ、また再びレコードの取り合い状態になっている・・・しかもソレが実店舗ではなくオンラインショッピング上で行われているっていうのも見てちょっと「ウソっ!?マジっ?」って思われているトコロもあるようですね。

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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

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